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一人ひとりが輝ける場所

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 ミーツ・ザ・福祉の実行委員に参加させてもらった日。「あ。ここは、ありのままの私でいていい場所だ」と感じました。いろんな凸凹のある人がそこにはいて、それぞれが、自分を大切にして居られる自分らしくそこにいれる場所。

 

 わたし自身は、発達障害という凸凹をもつ方と、保護者や支援者、教員、心理士などのすべての人が対等に対話ができる場を定期的に開催しています。多様な価値観の人が、一緒に円になって対話できる場をホールドする(続くように見守り包み込む)ことが、気づきや発見、答えのない未来をつくる種になるのではないか感じるからです。そんな場所をホールドするために、絵と文字で対話を見える化するグラフィックファシリテーションを活用しています。

 

 「どうせわたしなんか」「わたしはこうだから」と、気づきの矢印が自分に向いてばかりでは、自分の周りにいる人の良さに気づくチャンスが逃げていってしまう。自分や人にレッテルを貼るのではなく、ひとりの友人として関わってみると、一見、弱い立場に見える人の特性が、その人の魅力的な個性をつくっている一部であることに気づいてきて、その人のことをどんどん知りたくなる。もちろん、魅力的で居続ける必要もなくて、しんどくなったら家にこもったっていいし、愚痴だって言ったっていい。そんな関係が友人だから。

 

 大切な人は、応援したい。一緒にがんばりたい。

 
 そんなエネルギーをミーツ・ザ・福祉に感じています。


 「支援者だから」「当事者だから」「◯◯だから」とかそういう立場をとっぱらって生き生きできる。迷惑だって、友人ならお互い様。迷惑をかけるから、相手も自分に安心して迷惑をかけられて、それが巡りに巡って、すべての人の学びや気づきになっていく。

 

 ミーツ・ザ・福祉は、健常者も障がい者も当たり前に一緒に一生懸命になれる、「一人ひとりが輝ける場所」なんじゃないかと思います。

 

(文・でむ 鈴木さよ)