今回、実行委員として参加しようと思ったのは、「聴覚障害」という障害を知ってもらいたかったから。当事者が直接参加することで、気付きを得て接し方を知って欲しいのと、本番の福祉のつどいで、誰もが参加できる、楽しく過ごせる環境作りにかかわりたかったから。
実行委員会では、いろんな方が交わり、それぞれの持ち場で、自分の持っている力を発揮している。私もしたいことを伝えよう。自分を活かすことが支えになればと思えた。
コミュニケーションの成立には、支援者や話し手、一緒にいるメンバーの配慮がないと、難しい私。初めは、メンバーも私も接し方が分からずとまどったが、内容が進むにつれ、支援者に支えられ、メンバーの配慮に助けられ、自分の意見も出せるようになり、意見交換が進むことで、参加の意義が膨らんでいった。
話が飛び交うハイペースに慣れた。メンバーのエネルギッシュさが素晴らしい!
仲間は、スムーズな伝達になればと聴覚障害者版の声掛けマニュアルを作成し配布した。理解が進み和やかな雰囲気になってきたらより嬉しい。
さあ、本番も近くなってきた。
当日は、仲間や、メンバーとも一緒に楽しめたら良いな。もちろん最後まで、それぞれの持ち場で、皆で支え、助けられて。
(文・阪倉智永子)